こどもたちへのメッセージ

皆さん

今日は日本は「終戦記念日」です。

日本はかつて、戦争を始め、戦争に負けました。

日本人は多くの他の国の人を傷つけ、

また、多くの日本人も傷つきました。

日本は焼け野原になりました。

家も、家族も、失ったこどもたちがたくさんいました。

食べるものもお菓子もおもちゃもありませんでした。

そんな焼け野原に、紙芝居屋さんは真っ先に子どもたちにお話を届けました。

お菓子を売りにきました。

自転車に乗ってどこからかやってきて、

そしてまたどこか違うこどもたちのところへ向かいました。

まだテレビのないころです。

こどもたちは紙芝居屋さんがやってくるのを、お小遣いをにぎりしめ、楽しみに待っていました。

こどもたちを呼ぶ拍子木の音が聞こえると、紙芝居屋さんの元へ飛び出していきました。

皆さんにお願いがあります。

紙芝居をするときには、お話を届けるだけではなく、

愛をプレゼントしてください。

するとあなたも愛をプレゼントしてもらえます。

あなたとお客様は

国籍、年齢、障がい、お金持ちとかお金持ちじゃないとか

すべての違いをこえて

お友だちです。

拍子木をならせば、あなたは一人ではありません。

今日はたくさんの愛を届けてくれてありがとうございました。

また会いましょうね。

紙しばいや もっちぃ(もちづき あきこ)

※※※(English)

Dear Everyone,

Today is the memorial day of the end of the war in Japan.

In the past, Japan started and lost the war.

The Japanese hurt a lot of people in other countries, and

many Japanese were also hurt.

Japan was bombed, and many children lost their homes and their families in the fires and bombings.

They were starving and did not have any sweets or toys, not even a doll. In the burnt-out cities and neighborhoods, kamishibai performers (kamishibai-ya) came riding on bicycles and entertained the children.

Kamishibai-ya sold sweets and told kamishibai stories to the children, and then they headed to the next neighborhood to entertain more children.

This was before TV.

The children would look forward to the arrival of kamishibai man each day with their pocket money ready to buy sweets from him. As soon as they heard the sound of wooden clappers (hyoshigi) calling the children, they would run to see the kamishibai man.

I would like to ask you all a favor. When you perform kamishibai for somebody,

please tell the story with love in your hearts. Then you will also receive love as a gift from the audience.

You and the audience are friends beyond any differences of nationality, age, handicap, rich or poor.

Let’s all enjoy kamishibai!

If you are clapping the hyoshigi, you are not alone.

Thank you for all the love you are sharing with us today through your stories.

Hope to see you again,

Kamishibaiya Mochi ( Akiko Mochizuki)

紙しばいや もっちぃ

2015年より、川崎市から全国各地で紙芝居。 紙芝居師・紙芝居クリエーター。 東京都公認ヘブンアーティストライセンスホルダー。 オンラインでは海外公演多数。 紙芝居制作と公演で難しいテーマもわかりやすく楽しく伝えます。 お客様とコミュニケーションをとりながら演じるのがもっちぃ流。 紙芝居制作では、依頼者の想いを引き出し、制作後は全力で演じ広め伝えながら、 イベントを盛り上げます!